サルは近くからじっと見ない。
クマは目を離さず、ゆっくり後ずさる
日本では地獄谷のような観光地で野生のサルを間近に見られ、長野などの山あいではツキノワグマの目撃もあります。大家族の山歩きは列が伸び、子どもと祖父母が離れがちです。サルとクマでは目の向け方が逆なので、歩き出す前に家族の約束を決めておきます。
※本記事にアフィリエイトリンクはありません。公的資料と各社の公式情報を確認のうえ、中立にまとめています。
先に結論先に結論:サルとクマでは、目の扱いが逆になる
結論:サルは近くからじっと見つめない、クマは目を離さずゆっくり後ずさる。ここを取り違えると、逆の動きをしてしまいます。歩き出す前に、子どもと祖父母にこの違いを伝えます。
地獄谷野猿公苑の公式「ご利用上の注意」、環境省「国立公園に出かける前に知っておきたいクマのこと」、長野県の発表資料から整理(2026年10月時点)。
地獄谷のサルには、食べ物を見せない・与えない
結論:人から食べ物をもらう癖がついたサルは、足元にまとわりついたり荷物を奪ったりするので、食べ物は見せることも与えることもしません。
- 地獄谷のサルは、檻や柵で分けられていない野生のニホンザルです。
- 公苑はえさでサルを集めている施設ですが、来た人がえさをあげてよいという意味ではありません。おやつは袋ごとバッグにしまいます。
- 守らない人は、公苑から出るよう求められることがあります。犬などのペットは補助犬も入れません。
サルに触らない・驚かせない・近くからじっと見つめない
結論:触ったり驚かせたりすると威嚇や噛みつきの原因になり、近くからじっと見つめるのはサルにとって敵意の表れとされます。
- サルに向けて大きく口を開けるのも、敵意の表れとされます。
- 子ザルが危ないと感じると、大人のサルを呼びます。好奇心の強い子ザルが近づいてきたら、こちらが速やかに離れます。
- これは地獄谷の公苑の決まりです。ほかの観光地で野生のサルに出会ったときも、同じ考えで動きます。
- 撮影とフラッシュはできますが、サルにスマホやカメラを近づけすぎる撮り方、温泉にカメラを入れること、自撮り棒・ドローンは禁止です。
大家族で歩くときは、子どもを先に走らせない
結論:家族が多いと列が伸びるので、見通しの悪い山道では子どもを先頭に走らせず、祖父母のペースに合わせてまとまって歩きます。
1. 先頭と最後尾に大人を1人ずつ 家族の決め方の一例
列が伸びても全員が見えます。子どもには「子ザルが寄ってきたら、大人と一緒に離れる」と先に決めておきます。
2. 祖父母のペースで固まる 環境省・長野県の案内から
クマに出会わないためにも、1人で離れて歩かないことが大事です。おやつはバッグにしまったまま歩きます。
3. 動物や植物は採らない 公苑の公式
毒を持つヘビやハチ、とげや毒のある植物もいます。触らずに歩きます。
- 地獄谷の行き方と冬の山道の歩き方は地獄谷野猿公苑へ長野駅から大家族で行く1日へ。
クマに出会わないために、音を出してまとまって歩く
結論:鈴・ラジオ・手を叩く・声を出すなどで、人がいることをクマに知らせます。1人で歩かないことも大事です。
- 見通しの悪い場所、沢沿い、風の強い日、雨の日は特に気をつけます。長野県は朝夕と、見通しの悪いヤブの近くにも注意を呼びかけています。
- クマ撃退スプレーは、飛行機には持ち込みも預け入れもできません。使うなら、飛行機を降りたあとに手に入れられる場所と使い方を先に確かめておきます。
クマに出会ったら、クマを見ながらゆっくり後ずさる
結論:近づかず、クマを見ながら落ち着いてゆっくり後ずさりします。背を向けて走ると、追いかけられるおそれがあります。
- 写真を撮るためにも近づきません。大声を出しません。荷物や石を投げません。
- 無理に通らず、クマが去るまで待ちます。
- 長野県も「クマから目を離さず、ゆっくりその場から離れる」と案内しています。サルのときの「近くからじっと見つめない」と取り違えないでください。
長野県の「クマ出没注意報」は、目撃が平常年より多いという知らせ
結論:注意報は、人の生活圏での目撃が平常年の1.5倍以上になった地域などに、長野県が出す知らせです。生活圏で人がけがをしたときなどは「警報」になります。
- 2026年は、松本地域・北アルプス地域(白馬村などを含む)・木曽地域に注意報が出ました。北アルプス地域(大町市で人がけがをしたため)と木曽地域は、6〜7月に警報まで上がりました。
- 地獄谷のある北信地域と、長野駅のある長野地域への注意報・警報は、2026年4〜10月の長野県の発表資料には載っていません(2026年10月16日に確認)。これから出ることもあるので、出かける前に長野県の発表で確かめてください。
- 長野県は2026年9月、この秋は大量に出てくる危険は低いと見ています。ただし地域によっては生活圏に出ることもあります。
- 目撃の場所は、長野県の「ツキノワグマ情報マップ」で見られます。
正直な注意点(確かめられていない・書いていない4つ)
ここは私たちが裏を取れていないので、断定しません。
北信・長野地域のこれからの注意報
地獄谷のある北信地域と長野駅のある長野地域には、2026年10月16日までの長野県の発表資料で注意報は出ていません。この先出るかは分からないので、出かける前に長野県の発表で確かめてください。
ツキノワグマ情報マップの使い方
情報マップがあることは確かめましたが、画面の操作や、どこまで新しい目撃が載るかは確かめていません。
地獄谷の遊歩道のクマの掲示
公苑までの遊歩道に、クマへの注意の掲示があるかは確かめていません。現地の掲示があれば、それに従ってください。
人身被害や目撃の件数
件数は発表の時点で大きく変わるので、この記事では書いていません。
野生のサルとクマ(大家族)FAQ
冬の地獄谷ならクマの心配はいりませんか?
心配いらないとまでは言えません。長野県は、春の訪れが早いとクマの冬眠からの目覚めも早まることがあると案内しています。冬でも、音を出してまとまって歩く約束は同じです。
子どもがサルを触りたがったら?
触らせないでください。子ザルが危ないと感じると大人のサルを呼び、威嚇や噛みつきにつながります。
クマに襲われたらどうすればいいですか?
環境省は、うつ伏せになって首・顔・お腹を守るよう案内しています。その前に、出会った時点でクマを見ながらゆっくり後ずさりし、背を向けて走らないことが大切です。
📍 長野の旅プランの1本です(長野|大家族の旅プラン/Tipsの記事一覧)


