日本の旅先で子どもが熱を出したら。
息が苦しい・意識がおかしいなら119番、迷えば電話で相談
旅先で子どもの様子がおかしいとき、唇が紫色・息が苦しい・意識がもうろうとしている・けいれんが止まらないなど、消防庁が「ためらわず救急車を」と挙げる症状があれば、迷わず119番です。119番は無料・24時間で、9割以上の消防本部(2025年1月時点)で英語・中国語・韓国語の通訳を交えて話せます(沖縄県はすべての消防本部)。当てはまらず迷うときは電話で相談し、自分で病院へ行くなら外国語の窓口で行き先を探します。
※本記事にアフィリエイトリンクはありません。公的資料と各社の公式情報を確認のうえ、中立にまとめています。
迷ったら迷ったら3段で決める:119番・電話で相談・窓口で病院探し
子どもが多い家族ほど、旅行中に誰かが熱を出したり、けがをしたりします。外国から来た家族は、日本で救急車を呼んでよい場面か、夜や休日にどこへ行けばよいか、英語や中国語で病院を探せるかが分かりません。この記事は、公的機関が示している線と窓口を、旅先で使う順に並べたものです。
結論:息が苦しい・意識がおかしいなど、救急車を呼ぶ症状(次の章に一覧)があれば119番、迷うなら電話で相談、自分で病院へ行くなら外国語の窓口で行き先を探します。
救急車が要るほどなら、検索や相談より119番が先です。
1. 119番 観光庁・消防庁
無料・24時間。2025年1月時点で通訳を入れた消防本部はすべて英語・中国語・韓国語に対応。沖縄県は県内の消防本部すべてが導入済みです。
2. 050-3816-2787 日本政府観光局
Japan Visitor Hotline。24時間365日・英語・中国語・韓国語。医師の相談ではなく、病院探しなど事故・病気のときの手助けです。
3. #7119(沖縄県) 沖縄県
24時間365日。医師・看護師が「救急車を呼ぶか・すぐ病院へ行くか」を助言します。フランス語を含む23言語。
救急車を呼ぶ目安:消防庁が挙げる子どもと祖父母の症状
結論:消防庁の訪日外国人向けガイドは、子ども(15歳未満)に次の症状があれば「ためらわず救急車を」としています。1つでも当てはまれば119番です。
- 唇の色が紫色、顔色が明らかに悪い
- 激しい咳、ゼーゼーする、呼吸が弱い
- 意識がない・もうろうとしている、けいれんが止まらない・けいれんの後も意識が戻らない
- 手足が硬直している
- 頭を強くぶつけて出血が止まらない・意識がない・けいれんがある、頭を痛がってけいれんがある
- 激しい下痢や嘔吐で飲んだり食べたりできず意識がおかしい、強い腹痛、吐き続ける、血便
- 物をのどにつまらせて呼吸が苦しい・意識がない、虫に刺された後に全身のじんましんと顔色が悪い
- 痛みの強いやけど・広いやけど、交通事故・溺れた・高い所から落ちた
- 生後3か月未満の赤ちゃんの様子がおかしいとき、保護者から見て子どもの様子がいつもと違う・おかしいときも、救急車を呼ぶ症状としてガイドに載っています
- 祖父母(大人)については「突然の高熱」「突然の激しい頭痛」「胸や背中の突然の激痛」「急な息切れ・呼吸困難」「突然のしびれ」「片方の腕や足に急に力が入らなくなる」などが、救急車を呼ぶ症状として挙がっています。
- ガイドは16言語(英語・中国語繁体字・フランス語ほか)で、消防庁の「訪日外国人のための救急車利用ガイド」から読めます。
119番のかけ方:伝える順番と用意するもの
結論:119番は「救急です」と言い、場所・症状・年齢・名前と電話番号の順に伝えます。外国語でかけると、消防の指令員が通訳をつないで三者で話せます。
- 「救急です」
- 場所(住所が分からなければ近くの建物や交差点)
- 症状と、いつからか
- 年齢
- 名前と電話番号
- 119番は無料・24時間です(観光庁の訪日客向けの案内)。救急車は日本にいる人なら誰でも使えます。
- 通訳: 2025年1月時点で全国の消防本部の93.5%が導入し、導入した消防本部はすべて英語・中国語・韓国語に対応しています。ほかの言語は地域ごとに違います。
- 用意するもの: パスポート、現金かクレジットカード(病院での支払い用)、飲んでいる薬(詳しくは下の「受診の持ち物と支払い」)。
- 隊員が着いたら、どういう状況で起きたか・到着までの変化・いちばんつらい症状・持病・飲んでいる薬を伝えます。
- 大人が何人かいるなら、1人が建物の外に出て救急車を案内すると早く着けます。
- 運ばれる病院は選べません。付き添う人と、宿に残ってほかの子どもを見る人を先に決めておくと慌てません。
- 電話が使えるか(日本の電話番号がない、データ通信だけの SIM など)は、出発前に日本で大家族がネットと電話をつなぐで確かめてください。
救急車を呼ぶか迷ったら:電話で相談する
結論:救急車を呼ぶほどか迷うときは、電話で相談します。全国では日本政府観光局の窓口(050-3816-2787・24時間・英中韓)が事故や病気のときの手助けをしています。医師・看護師に相談できるのは、沖縄県なら #7119(24時間・23言語)です。
- おきなわ#7119: 24時間365日。医師・看護師が「救急車を呼ぶか・すぐ病院へ行くか」を助言します。相談料は無料(通話料はかかる)。#が使えない電話は 098-866-7119。
- 外国語: 英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・タイ語・ベトナム語など23言語(通訳を交えた三者通話)。
- 石垣市・竹富町でも使えます(沖縄県で使えないのは北大東村だけ)。
- 急ぐ状態だと判断されたら、119番にかけ直すよう案内されます(かけ直しが難しいときはつないでもらえます)。
- #7119 は都道府県ごとの窓口です。沖縄県以外では、旅行先の都道府県で使えるかを、その地域の案内で確かめてください。
- 子どもの電話相談 #8000(沖縄県)は、平日は夜19時〜翌朝8時、土日祝は24時間です。外国語で話せるとは案内されていないので、日本語を話せる人がいるときの選択肢です。
外国語で病院を探す:公的な窓口と検索
結論:外国語で病院を探すなら、日本政府観光局の窓口(24時間・英中韓)に電話するか、その検索ページで地域と言語から探します。沖縄県には外国人観光客向けの電話相談(18言語)もあります。
| 窓口 | 番号・場所 | 時間と言語 | 何をしてくれるか |
|---|---|---|---|
| Japan Visitor Hotline(日本政府観光局) | 050-3816-2787(海外から +81-50-3816-2787) | 24時間365日・英語・中国語・韓国語 | 事故・病気のときの支援と観光案内 |
| 日本政府観光局の医療機関検索 | 具合が悪くなったときに役立つガイド | ウェブ | 地域・言語・診療科で探す。受診のときに見せる「指さし症状シート」「医療情報の記入シート」もある |
| 沖縄県 外国人観光客向け電話相談 | 0570-050-235 | 24時間365日・18言語(英語・中国語〔北京語・広東語〕・韓国語・台湾語・フランス語・タイ語・ベトナム語・スペイン語ほか) | 症状を聞いて助言し、外国語で対応できる医療機関を案内する |
| おきなわ#7119 | #7119(または 098-866-7119) | 24時間365日・23言語 | 医師・看護師が、救急車を呼ぶか・すぐ病院へ行くかを助言する |
- 0570-050-235 の通話料がかかるか、海外の SIM からかけられるかは、公式の案内に書かれていません。
- 救急車が要るほどなら、検索より119番が先です。
沖縄・石垣島(八重山)では:行き先と離島の注意
結論:石垣島で24時間の救急に対応しているのは県立八重山病院です。八重山病院の2023年の資料では、竹富島・西表島などの周りの島には消防の救急隊がいません。小さな子や祖父母と離島に泊まるなら、そのことを知っておきます。
- 沖縄県立八重山病院(石垣市真栄里584-1、0980-87-5557): 救急指定病院で、24時間の救急医療に対応しています。
- 八重山病院の小児科の外来は平日だけで、受付は午前8時〜11時です。午後は予約の人だけで、土日・祝日は休診です。それ以外の時間は救急の受診になります(病院の診療時間表・2026年10月時点)。
- 紹介状なしで受診すると、初診料のほかに「選定療養費」(医科の初診7,000円)がかかります。救急搬送が必要と認められた場合は除かれますが、救急車で来ても受診後に帰宅できるような場合はかかります。日本の保険を持たない旅行者の自費診療は、病院の案内で選定療養費の対象外とされています(診療費そのものは全額自己負担)。
- 石垣市の夜間・休日の診療所は、市・県・病院の公式サイトで案内が見つかりませんでした。夜に迷ったら #7119 に電話してください。
- 厚生労働省と観光庁がまとめた「外国人患者を受け入れる医療機関」のリストに、八重山(石垣・竹富)の医療機関は載っていません(2026年9月の版)。石垣では、検索より #7119・0570-050-235 に電話するほうが早く行き先が分かります。
- 周りの島(竹富島・西表島・小浜島・黒島・波照間島など)には消防の救急隊がいません。離島で119番すると沖縄本島の指令センターにつながり、島の診療所の医師と消防団に連絡が行きます(2023年の八重山病院の資料)。西表島の西部だけは、契約を結んだ民間の救急隊が活動しています。
- 重いときは海上保安庁のヘリで八重山病院へ運ぶ仕組みがありますが、手続きに時間がかかり、天気が悪いと運べないこともあります(同じ資料)。
- 西表島の西部診療所は、時間外・休日は急患のみで、日によって医師がいない場合があると案内しています。
- 竹富島から石垣への定期船は夕方で終わります。船の時刻と宿の選び方は石垣港から竹富島・西表島へ大家族6人で船と石垣島で大家族6人が1室に泊まる宿にまとめました。
受診の持ち物と支払い:パスポートと、現金とカードの両方
結論:受診にはパスポートと、現金とクレジットカードの両方を持って行きます。大きな病院はカードが使えますが、クリニックは現金が一般的です。
- 持ち物: パスポート、現金とクレジットカード、飲んでいる薬(お薬手帳や薬の名前のメモ)。
- 日本政府観光局は「クレジットカードは大きな病院では使えるが、クリニックでは現金で払うのが一般的」と案内しています。
- 日本の公的な医療保険に入っていない旅行者は、保険のきかない自費の診療になります。日本政府観光局は、キャッシュレスで使える海外旅行保険に入っていない場合は、全額自己負担になる可能性があると案内しています。
- 日本で医療費を払わないままにすると、その後の入国を制限・拒否されることがあります(日本政府観光局)。
- 家族の誰が・いつから・どんな症状か、と持病・アレルギー・飲んでいる薬を、子どもと祖父母の全員分、日本語か英語でメモにしておくと受付で役立ちます。
旅行保険:日本政府観光局は加入を強く勧めている
結論:日本政府観光局は、日本へのすべての旅行者に旅行保険への加入を強く勧めています。病院で立て替え払いが要る保険もあるので、支払いの流れを出発前に確かめます。
- 日本の医療は進んでいますが、治療費は高くなることがあります(日本政府観光局)。
- 保険会社によっては、病院で一度全額を払い、あとで請求する形になります。
- クレジットカードに旅行保険が付いていることもあります。家族全員が対象か、子どもと祖父母の分も補償されるかを確かめます。
- 日本に着いてから入れるオンラインの保険も、日本政府観光局のガイドで紹介されています。
正直な注意点(確認できていない・書いていない5つ)
ここは私たちが裏を取れていないので、断定しません。
医学的な判断
この記事は、何度の熱なら受診するかといった医学的な判断は書いていません。公的機関が示す「救急車を呼ぶ症状」と相談の窓口だけをまとめました。
#8000 の外国語
子どもの電話相談 #8000 は、外国語で話せるとは案内されていません。
0570 番号の通話料と海外の SIM
沖縄県の外国人観光客向け電話相談(0570-050-235)の通話料と、海外の SIM からかけられるかは公式に書かれていません。
石垣市の夜間・休日の診療所
市・県・病院の公式サイトで案内が見つかりませんでした。今も休んでいるのか、再開したのかは確認できていません。
旅行者の医療費
八重山病院の案内では、自費診療は選定療養費(初診7,000円)の対象外です。ただし日本の保険が使えないので、診療費は全額自己負担になります。医療費の金額は、公的で時点つきの数字が見つからないので書いていません。
日本の旅先で子どもが熱を出したとき FAQ
日本で救急車を呼ぶとお金はかかりますか?
119番と救急車の利用は無料です(観光庁の訪日客向けの案内)。病院での診察・治療は有料で、保険がなければ自費になります。
英語や中国語で119番にかけても通じますか?
英語・中国語・韓国語は、通訳を導入した全国の消防本部すべてで対応しています(2025年1月時点)。指令員が通訳をつなぎ、三者で話します。ほかの言語は地域ごとに違います。
夜中に子どもが熱を出しました。救急車を呼ぶほどか分かりません。
息が苦しい・意識がおかしい・けいれんが止まらないなど、消防庁のガイドが挙げる症状に当てはまれば119番です。迷うときは電話で相談します。全国では日本政府観光局の窓口(050-3816-2787)が手助けをしています。沖縄県なら #7119(24時間・23言語)で、医師・看護師が助言します。
石垣島で夜に診てもらえる病院はありますか?
県立八重山病院が24時間の救急に対応しています(0980-87-5557)。市の夜間・休日の診療所は公式の案内が見つからなかったので、迷ったら #7119 か 0570-050-235 に電話して行き先を聞いてください。
📍 石垣島の旅プランの1本です(石垣島|大家族の旅プラン/Tips の記事一覧)


