宮島は「何時に開くか」ではなく、
その日の潮位が何cmかで予定を組む場所です。
気象庁の潮位表(広島・地点記号 Q8)の予測値を365日分すべて数えました。 大鳥居まで歩ける状態と、社殿が海に浮かぶ状態を1日で両方見られる日は、日中に限れば年の4分の1しかありません。
※本記事はプロモーションを含みます(PR)。入場チケットの予約に 楽天トラベル観光体験 の アフィリエイトリンクを1本だけ掲載しています。リンク経由でご予約された場合、サイト運営費として 手数料を受け取ることがあります(ご負担は変わりません)。料金・開館時間・休館日は各施設の公式情報を 確認のうえ中立にまとめており、提携のない施設も同じ基準で載せています。
まず前提潮位は「満潮か干潮か」ではなく「何cmか」で見ます
宮島観光協会が数字で基準を出しています。潮位が100cmを下回れば大鳥居まで歩いて行け、250cmを上回れば社殿と鳥居が海に浮かんで見えます。
- 協会の潮汐・潮見表には「潮位が100cmを下回ると歩いて行けます」「潮位が250cmを上回ると浮かんで見えます」と明記されています(2026年8月31日時点)
- 一方で協会は、「満潮だから社殿が海の上」「干潮だから大鳥居まで歩ける」という説明は誤りだとはっきり書いています。満潮・干潮という言葉ではなく、その日その時刻の潮位の数値で決まるからです
- 表の読み方は3手順だけです。①行きたい日を開く ②100cmを下回る時間帯を探す ③250cmを上回る時間帯を探す
- 協会の潮汐表は広島港の潮位データをもとに、年間365日分が掲載されています
この記事に具体的な日付の潮位表は載せません。載せた瞬間に古くなるからです。持ち帰ってほしいのは100と250という2つの数字と、上の3手順だけです。
365日を数えた1日で両方見られる日は、思っているより少ない
2026年の予測値で数えると、同じ日に「100cm以下」と「250cm以上」の両方が来る日は365日中302日(83%)あります。ところが、その両方が8時から17時のあいだに収まる日は89日(24%)まで減ります。
気象庁が公開している潮位表(広島・地点記号 Q8)の2026年と2027年の予測値を、365日分すべて数えた結果です。
いちばん下の行が、この記事でお伝えしたいことです。干潮と満潮の間隔は最短でも約6時間(2026年の予測値で中央値6時間15分・最小5時間59分)。島に10時に着いて16時に出る家族には、両方を見ることが物理的にできません。
| 数え方 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 同じ日に100cm以下と250cm以上の両方が来る | 302日(83%) | 298日(82%) |
| その両方が8:00〜17:00に収まる | 89日(24%) | 89日(24%) |
| その両方が10:00〜16:00に収まる | 0日 | 0日 |
干潮と満潮の間隔の中央値(2026年の予測値・最小は5時間59分)。
島にこれだけいられないなら、見るのは片方だけです。
さらに、日中に両方そろう89日のうち82日は「浮かぶ→歩ける」の順でした。つまり午前に社殿が海に浮かび、午後に大鳥居まで歩ける日がほとんどで、逆の順(午前に歩いて午後に浮かぶ)は7日しかありません。
- 月ごとの差もあります。2026年の予測では4月・5月・9月が11日ずつと多く、12月は2日。冬は日中に両方そろう日がほとんどありません
- ここに挙げた数字は気象庁の予測値(天文潮位)です。実際の潮位は気圧や風でずれます。当日の判断は必ず宮島観光協会の潮汐表を見てください
→ 大家族の結論:「浮かぶ社殿」を見たいなら午前に島へ渡り、「大鳥居まで歩く」を選ぶなら午後に渡る。これが2026年・2027年の潮位データから言える、いちばん確実な組み方です。
親が決めるしかない平和記念資料館に「何歳から」の公式な目安はありません
資料館は年齢制限も推奨年齢も公表していません。調べた結果として、それが事実です。ですからこの記事も「◯歳以上向け」とは書きません。代わりに、館内がどう分かれているかをお伝えします。判断の材料になるのは建物の構造です。
- 常設展示は東館2階「広島の歩み」/東館3階「被爆前の広島」「失われた人々の暮らし」「核兵器の危険性」「被爆者証言ビデオコーナー」という構成です
- 東館1階は総合案内・ショップ・チケット売場のある無料ゾーンです。ここが大家族には効きます
- つまり、「全員で入る」か「入らない子は外で待つ」かの二択ではありません。チケットを買わずに館内で待てる場所が、同じ建物の1階にあります。真夏の広島で、小さい子を屋外で待たせずに済むということです
観覧料は大人(大学生以上)200円/高校生100円/中学生以下無料。65歳以上は100円、障害者手帳をお持ちの方は無料です。大人2人・高校生1人・小学生3人の6人家族なら500円。金額はほとんど問題になりません。
子連れの実務(すべて公式の記載)
- ベビーカーの貸出が4台あります(車椅子は6台)。東館1階の総合案内に申し出る方式です
- 館内を見るあいだ、ベビーカーを預かってもらえます。これも総合案内へ
- 授乳は常設の授乳室ではなく、都度案内される方式です。総合案内または警備員に申し出ると、東館地下1階または本館の部屋へ案内されます
- おむつ替えができる多目的トイレは東館3階。本館・東館地下1階・1階のトイレも対応しています
- 東館1階に100円リターン式のコインロッカーが96台。荷物を持って回らずに済みます
予約が効くのは「安いから」ではなく「人数を変えられないから」
早朝・夜間の時間帯はWEB事前予約が必須で、当日は券売機でも窓口でもチケットを売っていません。そして予約後の人数変更も日時変更もできません。
| 時期 | 開館時間 | WEB事前予約が必須の枠 |
|---|---|---|
| 3〜7月・9〜11月 | 7:30〜19:00 | 7:30〜8:30/17:30〜18:30 |
| 8月(5日・6日を除く) | 7:30〜20:00 | 7:30〜8:30/18:30〜19:30 |
| 8月5日・6日 | 7:30〜21:00 | 7:30〜8:30/19:30〜20:30 |
| 12〜2月 | 7:30〜18:00 | 7:30〜8:30/16:30〜17:30 |
- 各枠の上限は300人です
- 個人は1〜29名まで、1回の予約でまとめて取れます(30名以上は団体扱いで別の申込ページ)。6人でも8人でも分割予約にはならず、家族の入館時刻がバラバラになる心配はありません
- 予約は来館予定日の90日前の午前0時から受け付けています。支払いはクレジットカード・PayPay・あと払い
- 通常の開館時間帯は、当日窓口でも購入できます。ただし公式は来館者が多く当日券の購入に時間がかかるため、WEB予約をすすめています
- 休館日は12月30日・31日と、2月中旬の展示入替期間です
→ 人数が多い家族ほど、ここは慎重に。7人ぶんを予約したあとで1人が体調を崩しても、人数を減らす変更はできません。早朝・夜間の枠を取るなら「全員が確実に動ける時間帯か」を先に考えてください。迷うなら通常時間帯に当日券のほうが、大家族には融通が利きます。
WEBチケットの購入・予約は 資料館公式の案内ページ から進めます。国内向けは「アソビュー」、海外向けはKlookと、公式が販売先を分けています。
入らない子の居場所見ない子の受け皿は、公園の外にあります
資料館に入らない子の居場所は、平和記念公園から歩ける範囲に、しかも無料で2か所あります。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は入館無料 公式確認
休館日は12月30日・31日のみ。地下2階に休養室があり、地下1階には100円リターン式のコインロッカーが12台あります。車いす・ベビーカー・歩行補助カートのまま入館・観覧できます(ベビーカーの貸出はありません)。
広島市こども文化科学館も入館無料
広電「原爆ドーム前」電停から約300mの広島市中央公園内。同じ建物にこども図書館が併設されています。開館は9:00〜17:00。有料なのはプラネタリウムだけで、大人(18歳以上65歳未満)510円/65歳以上・高校生および18歳未満250円/小中学生と乳幼児は無料です。
⚠ こども文化科学館は月曜休館
祝日を除く月曜が休館で、ほかに祝日の翌平日と12月29日〜1月3日も休みです。月曜に広島に入る家族は、ここを当てにできません。日本の公立の博物館・科学館は月曜休館が多いので、曜日は先に確認してください。
宮島で家族の計算が狂うのは、年齢の区切りがバラバラだから
施設ごとに「大人」の定義が違います。同じ12歳の子が、ある施設では大人料金で、別の施設では無料です。
| 施設 | 大人の区切り | 6人家族の目安 |
|---|---|---|
| 平和記念資料館 | 大学生以上が200円/高校生100円/中学生以下は無料 | 500円 |
| 厳島神社 昇殿料 | 大人300円/高校生200円/中小学生100円 | 1,100円 |
| 宮島ロープウエー 往復 | 12才以上が大人2,000円/小人(6〜12才未満)1,000円 | 9,000円 |
- 厳島神社は宝物館との共通券もあります(大人500円/高校生300円/中小学生150円)。上の6人構成なら1,750円です。千畳閣は別で大人100円・中小学生50円
- 開門・閉門は1月4日〜2月末が6:30〜17:30、3月1日〜10月14日が6:30〜18:00、10月15日〜11月30日が6:30〜17:30、12月が6:30〜17:00。宝物館は通年8:00〜17:00、千畳閣は通年8:30〜16:30です
- 資料館と厳島神社だけなら6人で1,600円。ロープウエーを足すと10,600円になります。この日の入場料の主役は弥山のロープウエーです
→ 手元に4つの区切りを書き出してください。「12才/高校生/小学生/未就学児」。日本の施設はこの4つのどれで切るかが施設ごとに違うので、家族の人数が多いほど見積もりがずれます。
弥山へ上がるなら、先に知っておくこと
- 紅葉谷線のゴンドラは8人乗りです(1分間隔・乗車約10分)。6人家族なら1台に収まりますが、7人以上だと分かれます。その先の獅子岩線は35人乗り(5〜15分間隔・約4分)で、乗り継ぎが必要です
- ベビーカーや車椅子を利用したままの乗車はできません。駅で預けることになります
- 運賃は大人(12才以上)往復2,000円・片道1,100円、小人(6〜12才未満)往復1,000円・片道550円。1才以上6才未満の未就学児は、保護者1名につき1名まで無料で、2人目からは小人運賃です。営業は9:00〜16:00(下り最終16:30)。紅葉谷駅への無料送迎バスが9:50から約20分間隔で出ています
- 混雑期の「特定日」は事前予約が必須です。紅葉シーズンの土日祝はほとんどが特定日に指定されます(2026年は9月19〜22日・10月11日・11月の土日祝など)。予約は3か月前から。家族の人数ぶんをまとめて押さえるなら、日程が決まった時点で公式の運行案内を見てください
- 定期点検で全線が長期運休する期間が毎年あります。山頂側の登山道が通行止めになることもあります。行く前に必ず公式の運休・運行状況のお知らせを確認してください
- 公式の目安ではロープウエーの往復と山頂駅周辺の観光で約1時間、そこから弥山山頂まで往復するとさらに約1時間。合わせて約2時間を見ておいてください
鹿は紙を食べます ― 切符とチケットを子どもに持たせない
宮島の鹿対策は「餌をあげない」だけでは足りません。子どもが手に持っている紙が狙われます。
- 宮島観光協会によれば、島内には約500頭が生息し、そのうち約200頭が街なかにいます
- 協会は「現在の紙は、化学的加工をしたものが多く、シカが度々食べてしまうことは生命に危険なものです」と明記しています。紙は鹿にとって毒です
- ビニール類も、協会は「間違ってビニール類を食べるため、胃の中で消化されず、石のように固くなってしまいます」と書いています。そのうえで「安易にシカにエサを与えない」「ゴミは、お持ち帰りいただくよう」呼びかけています
→ 大家族への落とし込み:子どもはフェリーの乗船券・パンフレット・地図・拝観券を自分で持ちたがります。それが鹿にとっては食べ物に見えます。紙の切符とチケットは、大人がまとめて1人が持つ。これだけで、島での小さな事故がほぼ消えます。
雨の日の設計雨のときの逃げ場は、島にはほとんどありません
定番の「雨なら水族館」は、冬には成立しません。宮島水族館は2026年12月1日から2027年3月31日まで休館します。
- 開いている時期の営業は9:00〜17:00(最終入館16:00)。料金は一般(高校生を含む)1,420円・中学生710円・小学生710円・幼児(4歳以上就学前)400円・4歳未満無料です
- 冬に広島へ行く家族は、水族館を予定に入れられません。代わりの屋内施設は、島内には多くありません。雨の日は市内側に寄せるのが現実的です
- 宮島側は屋外中心です。雨具は現地調達を当てにせず、人数分を宿から持って出てください
市内側の受け皿は、平和記念公園から歩ける基町エリアにまとまっています。入館無料のこども文化科学館(月曜休館)に加えて、広島もとまち水族館が2025年10月に開業しました。中区基町6-78のパセーラ7階で、公園から歩けます。営業は10:00〜19:00(最終入館は閉館30分前)、料金は大人(中学生以上)2,000円・小学生1,200円・幼児(3歳以上)は大人1名につき1名無料、2人目からは500円、3歳未満は無料です。宮島水族館が閉まっている冬のあいだ、水族館を諦めなくて済む場所がここになります。
冬でも開いている、公園から歩ける水族館
宮島水族館が休館する12月から3月のあいだも、こちらは開いています。チケットは日付指定制で、購入後の変更・払い戻しができません。人数と日付を決めてから進んでください。
料金・営業日は変わることがあります。当日の営業は施設の公式ページでご確認ください。予約時は全員の年齢区分をご確認ください。
1日の組み方(潮位で2通り)
「午前に浮かぶ社殿、午後に歩く大鳥居」は、日中に両方そろう日ならもっとも自然な順です。そうでない日は、片方に絞ります。
| パターン | 条件 | 1日の流れ |
|---|---|---|
| A:両方見る | 両方が日中にそろう日(年の約4分の1)+島に6時間以上いられる | 朝いちばんに平和記念公園 → 資料館は通常時間帯に当日券 → 昼前に宮島へ渡る → 午前〜昼に浮かぶ社殿 → 昼食 → 午後に潮が引いて大鳥居まで歩く → 夕方に島を出る |
| B:片方に絞る | こちらが多数派 | 午前を平和記念公園(資料館+追悼平和祈念館)にあて、午後に宮島へ。島ではその時間の潮位で見られるほうを見る。弥山に上がるかどうかは、島に着いた時点の残り時間で決める(下り最終16:30が締切) |
宮島への渡り方(フェリーと世界遺産航路の運賃・所要)は 関西から広島・宮島への移動ガイド にまとめています。この記事では数値を再掲しません。
正直な注意点:書かなかったこと
確認が取れなかったものは、推測で埋めずに開示します。
資料館の順路と所要時間は書いていません
「何時間みておけばよいか」は大家族にとって重要ですが、公式で確認できませんでした。代表値を書くと、そのとおりに動けなかった家族が困ります。
「何歳から見せるか」の推奨は書きません
資料館は年齢制限も推奨年齢も公表していません。公式に存在しない目安を、私たちが作ることはしません。東館1階が無料ゾーンであることだけをお伝えします。
厳島神社の未就学児の昇殿料は公表されていません
公式の料金表にあるのは大人・高校生・中小学生の3区分だけで、未就学児の行がありません(2026年9月6日に再確認)。無料とも有料とも書かれていないので、この記事では金額を書きません。未就学児を連れて行く方は、現地の受付でご確認ください。
潮位の数字は「予測値」です
集計に使ったのは気象庁の天文潮位の予測値で、実際の潮位は気圧や風でずれます。当日の判断は宮島観光協会の潮汐表で行ってください。
弥山の入山規制は解除済み。ただし山上の区間単位の扱いは書かれていません
霊火堂の火災(2026年5月20日)にともなう入山規制は、宮島観光協会が翌5月21日付のお知らせで「規制は解除され、ロープウエーも運行を再開した」と公表しています。一方、火災直後に「霊火堂から三鬼堂の区間が通行止め」と伝えた報道もありますが、この区間ごとの扱いについては、協会・大聖院・宮島ロープウエー・廿日市市のいずれの公式ページにも記載を見つけられませんでした(2026年9月7日確認)。霊火堂は焼失して建物がないため、山上では現地の案内板に従ってください。ロープウエーは定期点検で全線が長期運休する期間もあります。行く前に必ず公式の運行状況をご確認ください。
平和記念公園と宮島を1日で回るFAQ
大鳥居まで歩ける日と、社殿が浮かぶ日は、事前にわかりますか?
はい。宮島観光協会の潮汐・潮見表で、行きたい日の潮位を先に見られます。100cmを下回る時間帯なら歩けて、250cmを上回る時間帯なら浮かんで見えます。ただし表の数値は予測なので、当日の気圧や風で多少ずれます。
1日で両方見るのは無理ですか?
無理ではありませんが、島に約6時間いられる日に限られます。干潮と満潮の間隔が最短でも約6時間あるためで、10時に着いて16時に出る行程では、2026年・2027年の潮位データを数えるかぎり両方そろう日はありませんでした。
平和記念資料館は、何歳から見せてよいですか?
公式に年齢の目安はありません。私たちも「◯歳以上」とは書きません。判断の材料としては、東館1階が無料ゾーンなので、入らない子が同じ建物の中で待てることを知っておいてください。全員入るか全員やめるか、の二択にはなりません。
6人で回ると、入場料はいくらくらいですか?
大人2人・高校生1人・小学生3人なら、資料館500円+厳島神社の昇殿料1,100円=1,600円が目安です(2026年9月6日時点の公表料金からの積み上げ)。宮島ロープウエーを往復すると9,000円が加わり、合計10,600円になります。金額を左右するのはロープウエーです。
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